才能がある人ほど歌が下手になる理由

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From:稲富翔

今日のタイトルはですね、ちょっと刺激的なもので、才能がある人ほど歌が下手になるといったお話をさせていただこうと思います。

僕が本気で音楽や歌の勉強を始めたのが高校1年生の時からです。福岡にある高校の卒業資格が取れる音楽の専門学校に入学をして、青春時代をすべて音楽に捧げてきたんですよね。

そんな環境に僕はいたので、同い年の人で明らかにですね、めっちゃ歌うまいやんこの人みたいなのがやっぱちらほらいたんですよ。

女子なのにワンオクロックの曲を完璧にかっこよく歌いこなす人がいたりとかですね。最初のレッスンを聞いてうわーって思ったんですけど、なんだその歌みたいな。全然普段と印象違うじゃんみたいな。と思ったこと、今でも印象残ってるんですけど、明らかに異質なぐらい歌うまかったんですよね。

そのレッスンに20人ぐらいいたんですけど、同級生。その中でもダントツで歌うまくて。

あとは全然練習とかしてないけど、全然ほとんど練習してないけど、むちゃくちゃ甘い歌声で、かつ力強く。コブクロの曲を歌いこなすやつもいたりとかですね。

あとは歌ではないんですけど、ドラマーとして独特の世界観を醸し出すドラマーの人がいたりとかですね。同い年なのに先輩のバンドに引っ張りだこになって叩いてるやつがいたりとか。そいつのシンバル叩く動作がむっちゃかっこよかったんですよね。うわ、なんだその叩き方みたいな。すごく独特な雰囲気で、かつめっちゃかっこよく叩くみたいな。

本当に才能のあふれる同期とか、何なら年下の後輩でもそういう人が結構いたわけです。でも、面白いようにですね、年が経つごとに、季節が変わるごとにそういった人たちは学校に来なくなっちゃったんですよね。

みんな歌うことをやめたりとか、

何なら昔より歌が下手になってたりするんですよね。

なんか不思議ですよね。なんでそうなるのかって。なんであんだけ才能があってすごく歌上手だったりそうなるのかっていうのは、すごく理由があってですね、歌が上手な人、上手くなっていく人っていうのは、コツコツと練習を続けられる人に限るんです

みんな才能はありました。でもそのせいでレッスンのために先生とか周りの友達から褒められて、そしてコツコツと練習するのが馬鹿らしくなったりとか、別に練習しなくても自分は歌うまいからって思って練習しなくなる

練習しなくても最初のうちは大丈夫だけど、年々周りの歌が上手くなっていく。自分は練習してないからそのままだけど、どんどん周りは練習していて歌が上手くなっていく。そうなってくると今まで差があった歌唱力がどんどん縮まっていって、なんなら自分よりも歌が上手い人が出てくるようになってきたと。

焦るわけです。そして周りの人が自分よりも歌が上手くなっていって、そんな環境に耐えられなくなって学校を辞めたりとか来なくなるとか、こんな風に負のループに陥ってしまうんですよね。

もちろん圧倒的に歌が上手い人とかもいたんですけど、練習をする動機がないというか、別に練習しなくても歌が上手いんだから。ライブ出ても1,2曲しか歌えないけど、喉がすぐやられちゃうから1,2曲しか歌えないけど、それでもやっぱ魅力的な歌を歌うことはできるわけだから。練習する動機とかもない。

だからコツコツ練習することもないし。ってなってくると、現状維持になったり、どんどん歌のクオリティが下がっていくってことになっちゃうわけですよね。

逆に最初は本当に上手に歌えなかった子でも、毎日コツコツと努力を積み重ねていくことで、ライブ活動を精力的にやるぐらい歌が上手くなっている人とかもいたんですよね。

僕の後輩の子で最終的にはCDを自分で制作したりだとか、ワンマンライブを企画していろんな人を呼んだりとかですね。

そんなことができるまで成長した人とかもいるんですよ。

こういった経験もあるので、僕は歌っていうのは才能はそんなに関係ないなと思っています。

逆になまじ才能があることで歌が下手になっていってしまうっていうケースもあるにはあるので、そこはフラットに考えて。別に才能があるないとか関係なく、とにかくコツコツやることだと。

自分の課題を見つけてそれを達成するためにコツコツとトレーニングを積んでいくと。その積み重ねでしか歌は上手くならないんだっていうのは肝に銘じて、僕は今日もトレーニングをやろうと思っております。

稲富翔

© Sho Inadomi